2024.01.11

お役立ち情報

『観葉植物で 暮らしに潤いを』

生活の側に植物の緑があると、目に入るだけで日々豊かな気持ちになります。とはいえ、緑にあふれた美しい庭を設えても、それを維持するにはコストも手間もかかります。住まいに緑を取り入れる最も手軽な方法は、室内に観葉植物を置くことです。しかしただ置くだけでは、室内の家具やインテリアと合わない、植物の育つ方向が邪魔になる、などの問題が起こることにもなりかねません。住宅での最適な植物の配置や飾り方のコツを押さえて、人も植物も嬉しい住空間をつくりましょう。

圧迫感なく緑が視界に入る位置に飾る

空間のバランスと植物の成長を考えると、床置きの植物は、植物から天井までにあらかじめ600mm以上の余裕を持たせておきましょう。空間を圧迫せず、緑が視界に入ります。ツル系の植物を天井や棚の上部などから吊り下げるのも効果的です。その場合、低い位置だとバランスが悪いうえに、生活の邪魔になるので、なるべく高い位置から釣りましょう。ただし、高すぎる位置では水やりがしにくいので、こまめに手入れをする余裕がない場合は、水やりの手間が少なくてよいサボテン系がよいでしょう。

【床置き植物の高さの目安】

・枝の先に空間を残してみましょう。
枝の流れを壁で遮らず、枝の先にも空間が残るような場所に配置するとよいでしょう。伸びすぎた場合は剪定をするなどして樹形を整えましょう。

・座った時の目線を意識するとよくなります。
リビングやダイニングに置く場合、座った時の目線の高さに植物の葉(緑)が置かれる高さを意識しておいてみます。木が見栄えする方向(正面)を確認し、その方向が普段目に入るように設置するといつも緑が見えてほっとします。

【ツル系植物の飾り方】

・天井からフックで吊り下げる方法もよい。

植物が床から1,800㎜程度の高さにあると、グリーンのある空間を演出できます。天井に近い分、手入れがしにくくなることや、日照が限られてくることを想定するよう注意が必要です。

・壁付けの棚の上部に鉢を置く

床から1,450~1,700mmあたりに植物の垂れている部分があると、男性女性ともに植物を感じることができます。

・壁にフックで掛けるのも良い雰囲気になります。

鉢の大きさによっては空間を圧迫することにもなりかねないため、家具や通路幅などとの兼ね合いを検討しましょう。

鉢のデザインにこだわってインテリアを格上げ

観葉植物は、もちろん植物自体も印象的ですが、意外と存在感があるのが鉢。鉢の素材は陶器、プラスチック、石、鉄、籠など様々ですが、床の色と壁の色の中間色を選ぶと空間になじみます。また、葉のボリュームがある植物にはどっしりとした鉢を用いるなど、樹形に合わせて鉢の形や質感を選びましょう。

【鉢と植物、内装の関係】

・目立ちすぎる色は避ける

床や壁、家具の色などに合わせて鉢を選ぶのがベターです。鉢が目立ちすぎると日々のストレスにつながる場合もあるので、よく吟味してください。

・植物と鉢の高さの黄金比を押さえる

すらっとして枝の流れのある植物には、高さのあるシンプルな鉢を合わせるとよいでしょう。樹形などによっても異なりますが、高さ1.6m以上の植物では鉢と植物の高さは1:3~1:5、高さ1.6m未満の植物では鉢と植物の高さは1:1~1:3を目安に鉢と植物を組み合わせると見栄えがよくなります。

数種類置く場合は自生地を意識する

同じ場所に複数の種類の植物を飾る場合は、それぞれの自生地を調べておきましょう。自生地が同じ環境の植物なら育て方も同様なので、手入れが比較的楽になりますし、インテリアとしても統一感が生まれます。また、植物を立体的に配置するとより目につきやすくなり、空間の印象が変わります。そんな時に取り入れたいツル系の植物も、主な種類とその特徴、自生地や分類を知っておきましょう。

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