「ジャパンディ」とは、ジャパン（Japan)と北欧・スカンディナヴィア諸国（Scandinavia）を組み合わせた造語です。日本と北欧の雰囲気を併せ持つインテリアスタイルを意味します。もともとは海外で用いられていたものですが、最近は日本でもトレンドの新ジャンルとして知られるようになりました。余白を生かした、シンプルモダンな印象が広く人気を博しています。

【自然を大切に、シンプルに暮らす】   

北欧は日照時間が短いことから外出頻度が少なく、家の中で過ごす時間を大切にします。快適な暮らしを求め、インテリアに自然素材や上質素材を取り入れることが特徴です。一方、日本には昔から「侘び、寂び」の美意識があり、素朴で質素、繊細なものが好まれ、和風建築の庭園など自然物もインテリアの一部と考えられてきました。つまり、両者には自然素材を使用した家具や建築素材が古くから文化の中に根付いていたという共通点があり、組み合わせると相性が良く、シンプルかつスタイリッシュな「ジャパンディ」が誕生したようです。

【自分好みのインテリアに囲まれて】

ジャパンディスタイルが日本で注目されたのは、コロナ禍で「おうち時間」が多くなり、人々の意識が「外から内」に向き始めたことがきっかけです。欲しい物や必要なものだけに囲まれた生活を望む人が増え、「忙しい毎日でもていねいに暮らしたい」というニーズが生まれたことから、「自然や暮らしを大切に、シンプルに生きる」というコンセプトのジャパンディスタイルが見いだされました。これからのリフォームを検討されるという方は、和室や土間などの日本らしさを取り入れたジャパンディスタイルをご検討されてはいかがでしょうか。シンプルなインテリアの中に、自然素材を生かした和テイストを加えるだけで落ち着きのある空間が実現します。

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