2024.09.20

お役立ち情報

『きれいな浴室は素材選びと、換気が大事!』

浴室全体を毎日洗うのは大変です。シャワー廻りに比べ浴槽周辺は汚れにくいので、日々の掃除は、浴槽より30㎝ほど上、目の高さくらいまでをシャワーで流せば十分です。最後に給水クロスを使って水分を取り除けばきれいに仕上がり、カビ防止もできます。浴室掃除の重要ポイントは「湿気を取り除くこと。」浴室を使用した後は、必ず換気するようにしましょう。汚れが溜まりにくい仕上げ・設えとして、開口部を設けるのが理想的です。

浴室をきれいに保つには、換気が必須です。浴室はシャワーを使って丸洗いできますが、その水分も、そのままにしておくと水垢やカビの原因になります。換気扇のみで換気する場合、浴室の使用後最低でも4~5時間必要ですが、窓があれば、季節によって違いはあるものの、換気に必要な時間を半分程度に短縮できます。

効率よく換気できる浴室のポイント

  • シンプルな窓がベスト

出窓やジャロジー窓としたり、ブラインドを付けたりすると、かえって汚れ・カビの原因をつくってしまいます。採光も換気もできるシンプルな窓が理想的です。

  • ワイパーで拭き取る

開口部がない、あるいは作れない場合は、入浴後に少しでも水分を取るように心がけましょう。壁面や鏡・扉に冷水をシャワーしてから、ワイパーで水分を拭き取るとよいでしょう。

浴室の床は、汚れや水垢が目立たない白など明るい色の仕上げがお勧めです。特にタイル張りは目地が汚れやすいので、黒など水垢が目立つ色のタイルは避けるのがよいでしょう。浴室で硬水を使用すると水垢が残りやすく、水はけが悪い部分がカルキで白くなりやすいので、地下水を浴室で使用する場合や、温泉地付近の住宅の場合は特に配慮が必要です。

きれいに保てる浴室の床・壁の特徴

  • 壁のタイルは避ける

メンテナンスを考えると、壁面でのタイルの採用は望ましくないでしょう。また、陶磁器タイルの目地やコンクリート床は、カビやコケ類による汚れ、黒ずみが発生してしまいます。採用する際はデメリットを把握しておきましょう。

  • 見えない位置の汚れに注意

シャンプーなどの小物を浴室に置いておくと、どうしても本体の底や置いていた棚が汚れます。また、鏡の上端や高い位置(床から1,600mm以上)にある棚は汚れていても気が付きにくく、汚れが溜まりがちになります。鏡や棚の配置はできるだけ低くして、汚れたらすぐ目につくようにしましょう。

浴室の棚は汚れやぬめりが気になります。棚に置いておくモノを極力減らすために、棚自体を最小限に抑えるのも一つの方法です。取り付け高さを座っても棚の上面が見える位置にすれば、汚れにすぐに気づけるでしょう。

  • 鏡は低めor横向きに設置

鏡の大きさや取り付け位置によっては、上端の汚れが目につきにくく、汚れが溜まりやすくなります。鏡の高さを抑えたり、取り付ける向きを横向きにしたりすることで、鏡の上端が見下ろせるようにします。長辺が1,000mm以上の鏡を縦向きに設置した場合は、汚れを目視するのが難しくなります。定期的な掃除を意識づけましょう。

  • 高い位置の棚は取り外しできるものに

3辺に立上りのある棚は、水が溜まるので、毎日掃除が必要になります。さらに、棚が高い位置にある棚はモノを取りづらいので、使わなくなることが多くなります。どうしても高い位置に棚を設けるなら、取り外せるものがよいでしょう。

  • 使用頻度の低いものは浴室外へ

小物は棚に置いておくだけでも、ぬめりや汚れの原因をつくってしまいます。毎日使うわけではないモノは特に、浴室ではなく洗面室に収納場所を設け、使うときだけ浴室に持ち込むようにしましょう。

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